【まとめ】2年間で7,850㎞を乗り倒した経験を踏まえ、折畳み自転車ブロンプトンの良いところ悪いところを全て書き出します
DKです。
2017年11月に折り畳み小径自転車ブロンプトンを購入以来、計7,850㎞を走って参りました。荒川サイクリングロードを中心に、時にはブロンプトンを輪行して遠出も。印象深い場所としては、富士五湖のサイクリング。富士山と湖のコントラストが最高でした。また最近行った三浦半島サイクリングも海沿いを爽快に走ることが出来て大変素敵でした。サイクリング後の温泉がさらに最高だったのはいうまでもありません(`・ω・´)。
この間、荒川サイクリングロードの上流でカーブを上手く曲がり切れずに転倒→救急車で運ばれるという大失態を犯しましたが、ブロンプトンを購入して本当に良かったと思っております。
この2年間、ブロンプトンの乗り続けた経験を踏まえ、ブロンプトンの良いところ、ブロンプトンの悪いところを改めてまとめておきたいと思います。ブロンプトンの購入を検討される際の参考になればと存じます。個人の意見を申し上げれば「買って後悔なし」です!!
◆◆ブロンプトンの良いところ◆◆(^^)
(1)見た目が素敵。
フレームが曲線を描く特徴的な姿。全体として洗練されています。変わらない伝統のかたち。初めて見たときから、ひとめぼれ。その印象は今も変わらず。色々とミニベロを見て来ましたが、デザイン的にはピカイチと思っています。長く乗るためには、なによりも見た目が気に入ることが重要と考えています。趣味ですから。
(2)折り畳むと超絶にコンパクト、かつ簡単。
他の自転車にはみられない3段畳みの構造で、圧倒的にコンパクトになります。折り畳みも展開も慣れれば10秒でOK(本当に10秒あればOKです。誇張はありません)。構造的に弱いギアや、汚れやすいチェーンなどは折り畳むと内部に格納されるかたちとなります。本当に良くできています!
(3)カラーバリエーションが豊富。
ブラック、グリーン、ネイビー、ピンクなど様々な色が用意されています。また、溶接の綺麗さをそのまま見せるというコンセプトのRAW(色なし)モデルが用意されるなど、マニア心をくすぐるラインナップもあります。カラー展開は毎年少しずつ変わるほか、限定モデルもちょくちょく出てきます。自分の気持ちが上がるお好きなカラーを選択されると良いと思います。
(4)ハンドルのかたちが選べる。
ぐねっとMハンドル、一般的なT字ハンドルであるSハンドルの2種類から選択できます。一番ブロンプトンらしく認知度が高いのはMハンドルになります。私のブロンプトンもMハンドルです。以前はPハンドルという独特の形状のハンドルが生産されていましたが、現在では生産中止となっています。
(5)列車での持ち運び(輪行)に最適。
折り畳むとギュッと小さくなりますので、電車、車での持ち運びも楽々です。これがブロンプトンの最強の持ち味。輪行において、ブロンプトンは強い味方となってくれます。ブロンプトンは折り畳んだ状態で移動できる(転がせる)ようにリアキャリアに車輪が標準装備されています!
駅で分解しているローディーの方を横目にささっと折り畳んだり、展開して走り出せる点は強烈なプラスポイントです!ブロンプトンは、電車の中で席に座って股の間に挟んで足元に置いておくことも可能です。
(6)普通の自転車以上によく走る。
ロードバイクやクロスバイクには負けると思いますが、見た目からの想像以上に走行性能は高いです。コロコロとママチャリより断然走ります。私でも余裕で50キロは走れます(お尻との兼ね合いですけど、頑張れば80キロでも問題ありません)。無理のない巡航速度は、時速20~25㎞です。頑張れば時速40㎞以上も出せますが危ないのでやめましょう。
(7)タフで簡単には壊れない。
これまで大きな転倒をしてきましたが、フレームは全く異常なしです。壊れない安心感があります。ブロンプトンの素材である通称クロモリ、クロームモリブデンという合金(鉄)の強さを感じます。 自転車は、本体に体を預けてスピードを出す乗り物です。安心して乗ることが出来ることが最も重要ですが、ブロンプトンにはその安心感があります。購入を検討した際に「ブロンプトンは壊れる方が珍しい」という言葉をみかけましたが、まさにその通りの印象です。
(8)泥除けを標準装備。
突然の雨や水たまりにも安心です。英国製のブロンプトン、母国イギリスでは小雨が頻繁に降ることへの対応と思われます。前輪にはマットガードも装着されているほどの念の入れようです。なお、通常のクロスバイクやロードバイクでは、泥除けが標準装備ではないため、雨降りには泥が跳ね上げられて背中が汚れます。
(9)荷台付きモデルを選べば、荷物の積載も可能。
たくさんの荷物が積めます。リアキャリアにはご丁寧に固定用のゴムバンドまで標準で装備されています。サイクリングの際にリュックサックを背負っていく方も多いと思いますが、すぐに汗びちゃになりますので、リアキャリアに括り付けておくと快適にサイクリングができます。 ただ、リアキャリアがない方が、デザイン的にはスッキリしますのでお好みかと思います。
(10)適度なレア感。
ブロンプトンを購入すると、街中でブロンプトンの姿をみかけると目で追ってしまいます。レア感はそこまでありませんが、ほどよい感じです。
余談ですが、最近は通勤でブロンプトンを使っている方をみかけます。通勤利用が可能であれば、これはもう買いです。片道10キロ以内であれば余裕で通えます。折り畳んでオフィスに持ち込めばよいので駐輪スペースも不要です。ラッシュから解放されて運動にもなりますので、いうことなしではないでしょうか。
(11)ブロンプトン用の小物が用意されている
純正サドルに取り付けられるCATEYE製のリアライト、ハンドルポーチなどコンパクトで機能的な小物がブロンプトン用として用意されています。またハンドルに設置できるバッグ類も(やや高いですが)販売されています。このバッグもハンドル操作に影響を与えないように工夫された物になっています。
(12)ブロンプトンのサイクリングは気分が上がる
完全に主観です。でも事実。ブロンプトンに乗ると気分があがります!是非、30~50代の「なんか面白いことないかな~」と言っている、運動不足でメタボ体型の無趣味な方に断然おすすめします(私もその典型です)。
◆◆ブロンプトンの悪いところ◆◆(T_T)
(1)お値段が高い
ブロンプトンのお値段は高いです。人気モデルのM6Rは、標準価格が税別200,000円です。ライトやスタンドなどの小物を含めて購入には、コミコミで25万円程度を覚悟してください。自転車に興味がない人の普通の感覚では、自転車にそれだけの金額を払うのは、ちょっとオカシイ人と認定されます。正直、もう少し安くてもいいかなあと思いますが。ただ、ロードバイクを買う場合と比較すれば、それほどでもないと思えるかもしれません。いや高いな・・・・。
一つ言えるのは、このブロンプトン、既にデザインが完成域にあるため、毎年発表される新型もほとんど旧型と同じです。カラー展開が変化するとかその程度。そのため、いつ購入しても後悔がありません。新型が出るタイミング(毎年11月頃)で在庫になっている旧型を買うことで少しは節約できるかもしれません。
(2)重い
私のブロンプトンM6Rで、大体12kgあります。20kgほどあるママチャリより大幅に軽いですが、10kgを切るロードバイクなどに比べると、やはり重さは否めません。ただ普通に乗っている場合には重さは感じません。重いなと感じるのは、輪行での駅での持ち運びの際です。折り畳み自転車は強度が必要なので重量と安全性はトレードオフかと思います。なお、チタンモデルでほんの少し軽くすることはできるようですが、お値段は跳ね上がります・・・。
(3)盗難が心配
高価な自転車なので、コンビニなどでちょっと駐輪していると盗難に遭わないか心配になります。普通のママチャリならそうした心配は皆無ですから、この点はデメリットと言えそうです。
(4)走行中の段差に弱い
これはミニベロ全般に言えることですが、ブロンプトンもタイヤが16インチと小さいので段差に弱いです。段差がある場合、平行に進入するとうまく乗り越えられず滑って転倒する恐れがあり、スピードを落としてできるだけ垂直に進入することが安全に乗るコツとなります。最近は転ぶことはなくなりました。
(5)ギアが変則的
ブロンプトンは2速、3速、6速モデルがあります。6速の場合、ギアが外装2段×内装3段=6段という変則的なギア仕様となっています。一度慣れれば大したことはありませんが、最初面くらうかもしれません。6速モデルは坂道にも対応しオールラウンダーなのですが、内装ギアに重量があるようなので、軽さを求める方や街中のポタリングを主目的とされるのであれば2速などでもよいかもしれません。
以上、折り畳み自転車ブロンプトンの良いところ、悪いところでした。良いところもあれば、悪いところもありますが、私としては買った後悔は全くありません。ブロンプトン最高です!!ヽ(・∀・)ノ
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