東京下町ミニベロ日記

ミニベロ自転車・ブロンプトンの楽しさを発信していきます。CFP資格も勉強中!

【これから走る方へ】しまなみ海道サイクリングを振り返る(その4・完)【真夏の無謀サイクリング経験からの助言】

DKです。今日は、通勤時間帯に大雨。なんだか空が暗くなり始めたと思ったら土砂降りに。数十メートル前の視界もかすむ、ヤバい雨。九州地方で豪雨をもたらした雨雲が関東に移動してきた模様。幸い、短時間で済みましたけど、長時間あの状態だと危険な状態になるのはよく分かりました。

 

さて、突然始まった2017年のしまなみ海道サイクリングを振り返るシリーズ。本日は、その4、完結編です。 
minivelo.hatenablog.jp

 

 

伯方島から、今回のしまなみ海道サイクリング最後の島、大島に向かいます。大島に入っての海岸線沿いの道は綺麗です。綺麗ですが、もう感動は薄れており、疲れがピークに(T_T)。橋の下の日陰でしばし休憩。だんだんと休憩のインターバルが短くなっています。とにかく暑かったです。再び出発するも、やはりお尻と足が限界に近い感じなので、ちょうどバスターミナルらしき建物(港関係の建物だったかも)に避難。待合室があり休憩できます。冷房は入っていなかったと記憶していますが、日陰で休憩できるだけでも有難かったです。

 

「これはリタイアかも」。ここで初めてリタイアの文字が頭に浮かびました。が・・、タクシーを呼んだら結構な金額いっちゃうなあというケチ魂と、ここでリタイアしたらきっと後悔が残る!という無駄にアツい気持ちがミックスされて、ゴールに向かうことにしました。とはいえ、気持ちは奮い立たせるのですが、いかんせん体が動きません。さらに1時間以上そこに佇んでいたような気がします。少し日差しも弱くなってきた感じもあったので再出発。

 

その後、すぐに緩やかな登り坂。ひたすら緩やかな登り坂。体力が残されていない中で、もう自転車に乗っては進めません。自転車を押して歩きます。このあたりでは、同じような仲間が数人自転車を押して歩いていました。中には途中でへたりこんでいる人まで((((;゚Д゚))))。登り坂おそるべし。この時のトラウマが、その後の私の平地専門のブロンプトンサイクリングに影響している気がします。

 

ようやく登り坂が終わり、しばらく走ると遠くに巨大な橋が登場します。もうラスボス感が半端ないです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。来島(くるしま)海峡大橋です。ちなみに初めて橋がみえた地点は高台ですが、ここから橋のたもとに向けて一気に下り、海面と同じ高さになった後、頭上はるか上方にかかる橋までスロープで再び登っていくという修行以外なにものでもない仕打ちを受けることになります。最後でこれはキツイです。まじキツイ(*`Д´)ノ!!!。怒っても始まりません。登りは全て自転車を押し歩き。このラスボスさん、登り切ってからも長い長い。橋の終点がみえないのです((((;゚Д゚))))。いやあキツかったです。 

f:id:DK3:20190704211619j:plain

ラスボス。来島海峡大橋

f:id:DK3:20190704211717j:plain

みきゃん。上の写真は逆光になっていますね・・。

f:id:DK3:20190704211917j:plain

ラスボスへの登りスロープの途中。

f:id:DK3:20190704212007j:plain

登り切った地点。登ってきたループがあんなに下に・・。

f:id:DK3:20190704212056j:plain

 

ようやく橋の終点に近づき、今治の造船所らしきクレーンの集団が海岸沿いに見えると、ああようやくゴール!!と思ってテンションアップ。ですが、甘かったorz。ここからゴールの今治駅までは、まだまだ市街地を駆け抜ける必要があるのです。途中でコンビニで休憩しながら、ヘロヘロになりながら今治駅に到着。今治市役所に自転車を返して、しまなみサイクリング完走!!

 

f:id:DK3:20190704211824j:plain

今治市役所に自転車返却。真ん中のミニベロNAGIが私が借りた自転車。よく走ってくれました。

今治駅到着は、17時過ぎ。尾道を出たのが、8時頃でしたので、計9時間の旅。70㎞で9時間ですから時速8㎞(・□・;)。歩きのスピードと大差ないかもしれません。途中かなり休憩したのが時間のロス。ただ休憩なしだったらどこかで倒れていた気がします。

 

今回改めて振り返ってみると、かなりキツかった思い出がよみがえってきました。しまなみ海道、素晴らしい景色の中、爽快なサイクリングが楽しめたと印象が強く残っていただけに、意外な感じもします。人間は都合の悪いことは忘れる動物なのかもしれませんね。

 

ただ、私は真夏でほとんどTシャツ短パン姿で、ぶっつけ本番で70キロものアップダウンのある距離を荷物を背負いながら走るという、無謀な行動でしたので、気候の良いときにそれなりの準備をしていけば楽しめること間違いなしです!おススメですよ!説得力ありますかね(^_^;)

 

最後に、最初の記事にも書きましたが、これからしまなみ海道を走る初心者の方へのアドバイスです。

 

・5月や10月など、気候が良い時を選びましょう(真夏・真冬は避けましょう)。

・風向きもチェックして、できるだけ追い風ライドになるように計画しましょう。

・荷物は極限まで少なくしましょう。

・ヘルメットは必須。最低限帽子をかぶりましょう。

・日焼け対策は万全に(アームカバー、日焼け止めクリームなど)。

・サングラスも出来れば用意(夏は必須、メガネの人はオーバーグラスでOK)。

・お尻にはパッドの付いたインナーを(長い距離を走るとお尻にキます)。

・レンタサイクルは、ママチャリよりミニベロ。ミニベロよりクロスバイクを。レンタサイクルはボロボロの自転車も多いので、できるだけ状態の良いものを。特にサドルが重要です(私のミニベロはサドルが少しイカれていて途中でゆるゆる回転し始めてストレスでした・・)。なお、お財布に余裕があれば、ジャイアントストアでクロスバイク(多分状態が良いはず)を借りましょう。

・事前に自転車で長い距離を走る練習をしておくと、なお良し(体力面は勿論、自分に適正なペースと距離、時間感覚が身に着きます)。

・いざという時のために、リタイアする必要があった時にどのような対応をすれば良いか想定しておきましょう(タクシー番号などを携帯電話に登録しておくなど、まあその場で調べれば良いのですが)。

 

 

あと、私も保有している、しまなみ海道関係の参考書をご紹介しておきます!レンタサイクルを借りるときにも、しまなみ海道自転車道を解説した簡単な冊子がもらえますが、予め全体感をつかんでおくと、走り易くなること受け合いです。 

しまなみ島走BOOK <改訂版?> しまなみ海道の達人がおすすめするサイクリングの解体新書![しまなみ海道] [ガイドブック]

しまなみ島走BOOK <改訂版?> しまなみ海道の達人がおすすめするサイクリングの解体新書![しまなみ海道] [ガイドブック]

 

  

私、次回は、ブロンプトン輪行して完走したいと考えています!ヽ(・∀・)ノ

 

Come Again!