東京下町ミニベロ日記

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【お勧め本】「空気を読んでも従わない」岩波ジュニア新書【おっさんにも中学生以上のお子さんにも】

DKです。おススメ本を。

 岩波ジュニア新書です。多分、中高生がメインターゲットの本。字も大きく読了に2時間かかりません。

 おっさんですけど、読んでみました(本屋の通常の新書コーナーに置かれていました。Good Job!書店員さん)。かなり読みやすい割に、腹に落ちる内容なので、学生さんだけでなく一般におススメしたいと思い、記事にしておきます。筆者は、鴻上尚史さん。早稲田卒の劇団を主宰されている方というイメージでしたけど、こういう社会的な分野も精通していらっしゃるのですね。本文でも触れられていますが、BSでクールジャパンという番組の司会を通じて、日本社会の特殊性に問題意識を持たれたようです。

中学生以上の学生さんには是非読ませてあげたい本です。「海外に出て日本を客観的にみることが、日本で生きる上でも大事(様々な認識を持つことで自分が生きやすくなる)」という理由にもなりそうだなあという気がしました。

 

★個人的備忘録

・日本社会には「社会」と「世間」の2種類が存在。日本は歴史的経緯から「世間(学校などの繋がり)」を大事にする。欧米は「社会」のみで「世間」が存在しない。

・なぜ先輩に従わなければいけないのか、なぜ人の頼みを断れないのか、は、この「世間」の重視に起因。

・「世間」のルール。年上がえらい、同じ時間を生きることが大切、贈り物が大切、仲間外れをつくる、ミステリアス(理屈じゃない)。

・「世間」への戦い方はある。同調圧力に対しても同様。

・単一の「世間」で生きるより、複数の「世間」を持つ。それは弱い「世間」でいい。

 

 以下の「空気と世間」という新書をかみ砕いた本とのことですけど、ジュニア新書でよいかもしれません。 

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

 

 

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